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ジョウビタキの特徴と生態、鳴き声|よく似た鳥や豆知識も紹介

ジョウビタキは、冬鳥として日本に飛来する美しい野鳥です。胸から腹にかけて鮮やかなオレンジ色をしたオスと、地味な褐色をしたメスが特徴的です。本記事では、ジョウビタキの特徴や鳴き声、生態、よく似た鳥、豆知識について解説します。ジョウビタキについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ジョウビタキの特徴

体格と外見

ジョウビタキは、全長約15cm、体重約15gの小型の鳥です。スズメ目ヒタキ科に属し、オスとメスで体色が異なります。オスは、頭部から胸にかけて黒色、胸から腹にかけて鮮やかなオレンジ色をしています。メスは、全体が地味な褐色で、胸にうっすらと縦斑があります。

翼と尾

ジョウビタキの翼は、先が尖った楕円形をしています。初列風切羽は黒褐色、次列風切羽は暗褐色をしています。尾羽は12枚あり、中央の2枚が最も長く、外側に向かって短くなります。尾羽は黒褐色で、外側の羽縁が白くなっています。

オス メス
頭部から胸にかけて黒色 全体が地味な褐色
胸から腹にかけて鮮やかなオレンジ色 胸にうっすらと縦斑

嘴と足

ジョウビタキの嘴は、細長くやや下向きに湾曲しています。嘴の色は黒色です。足は、黒褐色で細長い指をしています。

  • 全長:約15cm
  • 体重:約15g
  • 翼:先が尖った楕円形
  • 尾:12枚あり、中央の2枚が最も長い
  • 嘴:細長くやや下向きに湾曲
  • 足:黒褐色で細長い指
ジョウビタキの鳴き声

さえずり

ジョウビタキのさえずりは、澄んだ声で「ヒッ、ヒッ」と鳴きます。また、オスは「カッカッ」と鳴くこともあります。さえずりは、主に縄張りの宣言やメスへの求愛のために鳴きます。

地鳴き

ジョウビタキの地鳴きは、「チュンチュン」と鳴きます。地鳴きは、主に仲間同士のコミュニケーションのために鳴きます。

鳴き声 特徴 用途
さえずり 澄んだ声で「ヒッ、ヒッ」と鳴く 縄張りの宣言やメスへの求愛
地鳴き 「チュンチュン」と鳴く 仲間同士のコミュニケーション

さえずりの変化

ジョウビタキのさえずりは、季節によって変化します。冬場はシンプルな「ヒッ、ヒッ」という鳴き声ですが、繁殖期になるとより複雑で美しいさえずりになります。また、地域によってもさえずりに違いがあり、方言のようなものがあると言われています。

  • 冬場:シンプルな「ヒッ、ヒッ」という鳴き声
  • 繁殖期:より複雑で美しいさえずり
  • 地域によってさえずりに違いがある

ジョウビタキの鳴き声
ジョウビタキの鳴き声

ジョウビタキの生態

生息地と分布

ジョウビタキは、森林や林縁、公園、庭園など、やや開けた環境を好みます。日本では、北海道から九州まで全国的に分布しています。冬鳥として渡来し、10月頃から4月頃まで見られます。

生息地 分布
森林、林縁、公園、庭園 北海道から九州まで全国的に分布

食性

ジョウビタキは、主に昆虫類やクモ類を捕食します。木の幹や枝を飛び回りながら、獲物を見つけると素早く飛びついて捕らえます。また、果実や種子も食べることもあります。

  • 昆虫類
  • クモ類
  • 果実
  • 種子

繁殖

ジョウビタキの繁殖期は、4月から7月頃です。オスはさえずりでメスを誘い、ペアが形成されると縄張りを確立します。メスは、木の洞や岩の隙間などに巣を作り、4~6個の卵を産みます。抱卵期間は約12日で、主にメスが抱卵します。孵化した雛は、約15日で巣立ちます。

ジョウビタキは、1つの縄張りに複数のメスを持つ一夫多妻制をとる鳥です。

ジョウビタキの生態
ジョウビタキの生態

ジョウビタキとよく似た鳥

オオルリ

オオルリは、ジョウビタキによく似た瑠璃色の鳥です。オスは鮮やかな瑠璃色で、メスは地味な褐色をしています。また、オオルリもジョウビタキと同じく、冬鳥として日本に飛来します。

特徴 ジョウビタキ オオルリ
体長 約15cm 約17cm
体重 約15g 約25g
体色(オス) 頭部から胸にかけて黒色、胸から腹にかけて鮮やかなオレンジ色 鮮やかな瑠璃色
体色(メス) 全体が地味な褐色 地味な褐色

コマドリ

コマドリは、ジョウビタキによく似た茶色の鳥です。ジョウビタキよりもやや小さく、尾が短いのが特徴です。また、コマドリはジョウビタキよりも高い声で鳴きます。

  • 体長:約14cm
  • 体重:約12g
  • 体色(オス):頭部から背にかけて茶褐色
  • 体色(メス):全体が地味な褐色
  • 鳴き声:高い声で「ピョッ、ピョッ」と鳴く

センダイムシクイ

センダイムシクイは、ジョウビタキによく似たオリーブ色の鳥です。ジョウビタキよりも小さく、尾が長いのが特徴です。また、センダイムシクイはジョウビタキよりも素早い動きをします。

センダイムシクイは、日本固有の鳥で、主に本州中部以北に分布しています。

ジョウビタキとよく似た鳥
ジョウビタキとよく似た鳥

ジョウビタキの豆知識

名前の由来

ジョウビタキという名前は、尾を上下に振る様子が「尾を弾く」ことに由来しています。また、「ジョウビ」は「上尾」という意味で、尾羽を上向きにする習性があることから名付けられたと言われています。

尾羽振りの意味

ジョウビタキが尾羽を振るのは、主に縄張りの宣言やメスへの求愛のためです。また、危険を察知したときにも尾羽を振って威嚇します。

尾羽振りの理由 目的
縄張りの宣言 他のジョウビタキに自分の縄張りを主張する
メスへの求愛 メスに自分の強さや美しさをアピールする
威嚇 危険を察知したときに敵を威嚇する

一夫多妻制

ジョウビタキは、一夫多妻制をとる鳥です。オスは複数のメスと交尾し、メスはオスから縄張りと餌を提供してもらいます。メスは、オスの縄張り内で子育てを行います。

ジョウビタキの一夫多妻制は、オスが複数のメスを養うことができる環境に適応した結果と考えられています。

  • ジョウビタキは一夫多妻制をとる鳥
  • オスは複数のメスと交尾する
  • メスはオスから縄張りと餌を提供してもらう

ジョウビタキの豆知識
ジョウビタキの豆知識

まとめ

ジョウビタキは、冬鳥として日本に飛来する美しい野鳥です。特徴的な鳴き声や生態を持ち、よく似た鳥もいます。バードファンでは、ジョウビタキに関する情報を今後も発信していきますので、ぜひチェックしてみてください。

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